
こんにちは。
日系航空会社と外資系航空会社で客室乗務員をしておりました、ハム子と申します。
今日はCA専門用語であるPre-Flight Checkの意味と使い方について解説していきます。

今日の用語は少し難しそうですね。

今日は見慣れない単語が入っているかもしれませんが、丁寧に意味と使い方を解説していくので安心してくださいね。
Pre-Flight Checkの意味とは?

ではPre-Flight Checkの意味について解説していきます。

最初の”Pre-”はなんと読めばいいのですか?

”Pre”は”プリ”と読みます。
今回は”Pre-”、”Flight”、”Check”の3つの単語が含まれており、全て繋げると”プリフライトチェック”と読みます。
では、それぞれの単語の意味を解説していきます。
今回の用語に合う意味は赤文字で示していきますね。
Pre-の主な意味
- 〜以前の、あらかじめ、〜の前部にある
Flightの主な意味
- 飛ぶこと、飛行、移動
- 定期航空便、フライト
- 飛行機旅行、宇宙旅行
Checkの主な意味
- 検査、点検
- 手荷物預かり所
- 小切手
- 伝票、勘定書

3つの単語を合わせると”飛行前検査”という意味になります。
Pre-Flight Check=飛行前検査
Pre-Flight Checkとは何か?

では次にPre-Flight Checkとは何かを学びましょう。

意味からすると飛行前に行う検査ですか?

そうですね。
フライト前(飛行前)に機内の備品などが正常な状態かどうかを確認する検査のことです。
主な検査項目は以下の通りです。
Pre-Flight Checkの主な検査項目
- 座席の下に救命胴衣があるか?
- ドアの状態は正常か?
- CAの座席は正常か?
- LAV※の水はきちんと流れるか?(LAVの意味については【CA専門用語】LAV Check(ラバチェック)の意味と使い方をご覧ください。)
- 緊急時に使用する装備品は備わっているか?正常に動作するか?
- 急病人に使用する備品は備わっているか?正常に動作するか?

以上がPre-Flight Checkの主な検査項目です。
一つ一つの検査項目には決まった文言があり、それを一言一句全て覚えていなければなりません。
検査する際に口に出す必要はございませんが、必ず頭に入れておかなければいけません。
Pre-Flight Checkとはフライト前(飛行前)に機内の備品などが正常な状態かどうかを確認する検査のこと
Pre-Flight Checkを行うタイミングとは?

では次にPre-Flight Checkを行うタイミングについて学びましょう。

飛行前検査なので”飛行前”に行うのですよね?

そうですね。
飛行前と言っても様々なタイミングがあるかと思いますが、いつだと思いますか?

お客様のBoarding※前でしょうか?
(※Boardingの意味については【CA専門用語】Boarding(BDG)の意味と使い方をご覧ください。)

お客様のBoarding前ですと遅すぎますね。
CAが飛行機に搭乗してすぐに行います。
確認できる箇所はCA自身の荷物を置く前に確認をすることもあります。

すごいスピード感ですね!

そうですね。
CAは常に時間に追われているので、できるところからどんどん業務を進めていかなければなりません。
なおかつ、正確性も求められます。
Pre-Flight CheckはCAが飛行機に搭乗してすぐに行う
Pre-Flight Checkを実際に機内で使ってみよう!

それではPre-Flight Checkを実際に機内で使っているシーンを見てみましょう!
Pre-Flight Checkを使った機内でのシーン
〜CAが飛行機に搭乗し、Pre-Flight Checkを始める〜

(自身のエリアのPre-Flight Checkを終える)
加藤さん、Pre-Flight Check完了しました。

了解です!
〜Pre-Flight Checkが終了した旨をチーフパーサーに報告する〜


了解です。

といった感じです。
このように、”Pre-Flight Check”という言葉は機内では完了報告をするときに使うことが多いですね。
まとめ

今日は、Pre-Flight Checkの意味と使い方について学びました。
いかがでしたか?

意味と使い方はよくわかりました!
ですが、Pre-Flight Checkの文言を一言一句覚えなければならないということで、できるかどうか不安です。

そうですよね。
Pre-Flight Checkの文言は訓練中に頭に叩き込まれるのですが、覚えるのが大変だった項目の一つでもあります。
ですが、保安要員として必ず覚えなければいけない内容ですので、気合を入れて覚えましょう!

そして最後に、CAになるには高い教養も必要となります。
高い教養を身につけるためには、色々な方の考えを知ることや幅広い分野の本を読むことが大切です。
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