
こんにちは。
日系航空会社と外資系航空会社で客室乗務員をしておりました、ハム子と申します。
今日はCA専門用語であるWelcome/Farewellの意味と使い方について解説していきます。

今日は2つの用語について勉強するのですね?

そうです!
それぞれが反対の意味の単語となるため、比較しながら学ぶことができるので、一緒に解説することにしました。
Welcome/Farewellの意味とは?

ではWelcome/Farewellの意味について解説していきます。

Welcomeは意味もわかりますし、よく使う単語です。
Farewellは今回初めて聞きました。

確かに、Farewellはあまり使うことはないですよね。
どちらの単語も丁寧に意味を解説していくので安心してください。
今回の用語に合う意味は赤文字で示します。
Welcomeの主な意味
- 歓迎、歓待、歓迎の挨拶
- 反応、対応
Farewellの主な意味
- 別れ、いとまごい
- 別れの挨拶、告別の言葉

Welcomeは”歓迎”、Farewellは”別れ”という意味ですね?

直訳するとそういった意味になります。
実際に機内で使うときはWelcomeは”搭乗歓迎”、Farewellは”搭乗御礼”という意味で使います。
Welcome=”歓迎”=”搭乗歓迎”
Farewell=”別れ”=”搭乗御礼”
Welcome/Farewellとは何か?

では次にWelcome/Farewellとは何かを学びましょう。

Welcomeは”ご搭乗いただいたお客様を歓迎すること”で、Farewellは”ご搭乗いただいたお客様へ感謝すること”でしょうか?

そうですね!
そういった意味で合っています。
ただ実際に機内で使うときはアナウンスのことをいうことが多いです。
搭乗歓迎のアナウンスをWelcome、搭乗御礼のアナウンスをFarewellといっています。
Welcome=”搭乗歓迎のアナウンス”
Farewell=”搭乗御礼のアナウンス”
Welcome/Farewellのアナウンスを行うタイミングとは?

では次にWelcome/Farewellのアナウンスを行うタイミングについて学びましょう。

その名の通り、Welcomeはお客様がご搭乗いただいたとき、Farewellはお客様が飛行機をお降りになるときですよね?

そうですね。
航空会社やそのときの便の状況によっても違うのですが、具体的には以下のようなタイミングでアナウンスを入れます。
- Welcome→Boarding※が終了し、ドアクローズ後、地上走行中
(※Boardingの意味については【CA専門用語】Boarding(BDG)の意味と使い方をご覧ください。)
- Farewell→飛行機が着陸した後、地上走行中

WelcomeもFarewellも飛行機が地上走行をしているときに行うのですね?

その通りです!
- Welcome→Boardingが終了し、ドアクローズ後、地上走行中
- Farewell→飛行機が着陸した後、地上走行中
実際に機内でWelcome/Farewellのアナウンスをしてみよう!

それでは実際に機内でWelcome/Farewellのアナウンスをしているシーンを見てみましょう!
Welcome/Farewellのアナウンスをする機内でのシーン
〜Boardingが終了し、ドアクローズ後、地上走行中〜

(機内アナウンスにて)
みなさま、おはようございます。
本日は、ハム子航空1234便、東京国際空港羽田行きをご利用くださいまして、ありがとうございます。
この便の機長は〇〇、チーフパーサーは〇〇でございます。
当便は通路、化粧室を含み全席禁煙です。
機内でのお煙草はご遠慮ください。
また、携帯電話などの電波を発する電子機器のご利用は飛行機の計器に障害を与える恐れがありますので、電源をお切りになるか機内モードでご利用ください。
ただいまから機内の非常用設備※についてご案内いたします。
(非常用設備のご案内については【CA専門用語】Safety Demonstrationの意味と使い方をご覧ください。)
お近くの客室乗務員をご覧ください。
〜飛行機が着陸した後、地上走行中〜

(機内アナウンスにて)
みなさま、東京国際空港羽田に着陸しました。
ただいまの時刻は午前11時30分、気温は摂氏25度でございます。
シートベルト着用のサインが消えるまで、シートベルトはお締めのままお待ちください。
また、上の棚をお開けになる際は手荷物がすべり出ることもございますので、十分お気をつけください。
本日は、ハム子航空をご利用くださいまして、ありがとうございました。
みなさまとまた機内でお会いできることを、乗務員一同楽しみにお待ちしております。

というようにWelcome/Farewellのアナウンスを行います。
まとめ

今日は、Welcome/Farewellの意味と使い方について学びました。
いかがでしたか?

機内での実際のアナウンスが聞けて嬉しかったです。
いつか私がこのアナウンスを入れる際には、お客様へしっかり感謝の気持ちを込めて行いたいと思います。

それは大変良い心がけですね。

そして最後に、CAになるには高い教養も必要となります。
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